この記事の結論
Tesla Optimus・Figure 02・Unitree H1/G1・Agility Digit・Boston Dynamics Atlas・1X NEO・Apptronikの8機種を価格・スペック・用途で徹底比較。導入予算別のおすすめ機種も紹介します。
「ヒューマノイドロボット 価格比較」で検索すると、各社の価格が並んだ比較表がすぐ見つかります。しかし実際にメーカー公式サイトを確認すると、価格を公表しているメーカーはごく一部であることが分かります。本記事では、Unitree・Figure AI・Tesla・Boston Dynamics・Apptronik・Agility Roboticsの主要8機種について、2026年9月17日時点の公式サイト・当サイト商品ページを実際に確認し、「公表されている価格」と「非公開の価格」を区別して整理します。相談・お見積もりをご検討の方は、各機種のページから無料でお問い合わせいただけます。
なぜヒューマノイドロボットは価格比較がしにくいのか
ヒューマノイドロボットの多くは、自動車や家電のように公式サイトに定価を掲示していません。理由は主に3つあります。
- 量産前・限定パートナー供給の段階:Boston Dynamics AtlasやFigureの最新モデルは、特定企業への供給が先行しており、一般向けの価格設定自体がまだ存在しません。
- 用途・構成でカスタマイズされる:ハンドやセンサー、ソフトウェアライセンスの組み合わせで最終価格が大きく変わるため、メーカーが「基準価格」を出しにくい機種があります。
- 法人向け商流が中心:多くはリース・RaaS(Robot as a Service)や商談ベースの販売で、個別見積もりが前提になっています。
この中でUnitree G1だけは例外的に、メーカー公式サイトに具体的な価格を掲示しています。本記事はこの「公表・非公表」の違いをまず明確にしたうえで、当サイトで取扱いのある機種については実際の取扱価格ページもあわせてご案内します。
公式に価格を公表している機種:Unitree G1
Unitree Robotics(中国)の公式サイトでは、G1の価格として「Price from US $13.5K」(税・送料別)と明記されています。2026年9月17日時点で実際に確認した表記です。参考レート1ドル=155.58円(2026年9月17日時点)で換算すると、機体代金のみで約210万円となりますが、日本への輸入関税・輸送費・国内サポート費用は別途必要です。
| 機種 | 公式サイトの価格表示 | 参考円換算(税・送料別) |
|---|---|---|
| Unitree G1(標準) | US $13.5K〜 | 約210万円〜 |
| Unitree G1 EDU(研究開発向け上位構成) | 非公開(Contact sales) | 個別見積もり |
| Unitree H1 | 非公開(Contact Us) | 個別見積もり |
※G1 EDU(自由度拡張・GPU搭載などの上位構成)とH1(フルサイズ・高速走行モデル)は、Unitree公式サイト上に具体的な価格表示がなく「お問い合わせ」対応です。本記事執筆時点で確認できない数値は掲載していません。
G1とH1、何が違うのか
G1は身長約1.32m・重量約35kgのコンパクト機で、研究・教育・実演用途に選ばれています。H1は身長約1.8mのフルサイズ機で、高速走行や産業・研究用途を想定した上位機種です。両機種の詳しいスペック差はUnitree G1完全ガイドとUnitree H1 vs G1の比較記事で個別に解説しています。
価格が公式に未公表の機種:Figure・Tesla Optimus・Boston Dynamics Atlas
次の3機種は、2026年9月17日時点で各社公式サイトを確認した限り、一般向けの販売価格が公表されていません。共通しているのは「量産の初期段階で、限定的な企業パートナーへの供給が先行している」という状況です。
Figure(Figure AI)
Figure AI公式サイトでは、現行の主力モデル「Figure 03」を含め、価格情報は一切掲載されておらず、問い合わせフォームへの導線のみが用意されています。旧世代のFigure 02についても同様に、公式の一般販売価格は確認できませんでした。詳しいスペックはFigure 02のスペックレビューをご覧ください。
Tesla Optimus
Tesla社もOptimusの一般向け販売価格を公式には発表していません。現時点では同社工場内での実証稼働が中心で、外部企業・個人への販売ページは確認できませんでした。決算説明会などで将来的な目標コストに言及されたことはありますが、確定した市販価格ではないため本記事には数値を記載していません。詳細はTesla Optimus完全ガイド、中古市場の動向はTesla Optimus中古市場の動向で解説しています。
Boston Dynamics Atlas(電動版)
Boston Dynamics公式サイトでは、Atlas(電動版)について「初期導入はHyundaiとの実地テストから開始し、今後アーリーアダプター企業に展開を広げていく」段階にあると説明されており、価格は掲載されていません。2026年1月のCES発表以降、2026年生産分はHyundaiグループとGoogle DeepMindへの供給が中心とされ、他社への一般提供は2027年以降が見込まれています。詳しい経緯はBoston Dynamics Atlas(電動版)完全ガイドで解説しています。
参考:四足歩行ロボット Boston Dynamics Spotの価格
Spotはヒューマノイド(二足歩行)ではなく四足歩行ロボットですが、価格比較で一緒に検索されることが多いため参考として整理します。Boston Dynamicsは2020年6月の発売時、Spotの希望小売価格を約74,500ドル(送料・保証別)と公表していました。しかし2026年9月17日時点の公式サイトでは価格表示が無くなっており、購入には「Contact Sales」からの問い合わせが必要な形式に変わっています。腕(Spot Arm)などのオプション込みでは、構成によって総額がさらに上がります。
※国内の販売代理店については、確実に確認できる一次情報が見つからなかったため、特定の代理店名は本記事に記載していません。購入をご検討の場合は、Boston Dynamics公式の問い合わせ窓口、または当サイトのSpot取扱いページからご相談ください。
パートナー限定供給の機種:Apptronik Apollo・Agility Digit
この2機種も、公式サイトには価格の記載がありません。いずれも大手物流・製造企業とのパートナーシップを前提とした展開が中心です。
Apptronik Apollo
Apptronik公式サイトでは、Apolloについて「実運用に向けたハードウェア・AI・フリート管理ツールを組み合わせて提供する」という説明があり、製造業・倉庫・小売など企業向けの導入事例が紹介されていますが、価格の掲載はなく、導入は問い合わせ経由です。国内での動きはApptronik Apollo 日本展開の記事で解説しています。
Agility Robotics Digit
Agility Robotics公式サイトも同様に価格は非公開で、「Deploy Digit」という導入サービスの窓口が用意されています。Amazon・GXOなど大手企業との実運用事例が中心で、個人・中小企業向けの一般販売ページは確認できませんでした。倉庫向けの活用事例はAgility Digit 倉庫導入の記事にまとめています。
8機種 価格公開状況 一覧表
ここまでの内容を、公式一次情報のみで一覧にまとめます。「未公表」の機種について具体的な金額を断定することはできませんが、当サイトでは正規ルートでの調達実績がある機種について個別にお見積もりが可能です。
| 機種 | メーカー | 公式サイトでの価格公開状況 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| Unitree G1 | Unitree Robotics | 公開(US $13.5K〜、税・送料別) | 2026年9月17日 |
| Unitree H1 | Unitree Robotics | 非公開(お問い合わせ) | 2026年9月17日 |
| Figure(Figure 02 / 03) | Figure AI | 非公開(お問い合わせ) | 2026年9月17日 |
| Tesla Optimus | Tesla | 非公開(一般販売ページなし) | 2026年9月17日 |
| Atlas(電動版) | Boston Dynamics | 非公開(限定パートナー展開中) | 2026年9月17日 |
| Spot(参考・四足歩行) | Boston Dynamics | 非公開(2020年発売時は約$74,500を公表・現在は問い合わせ制) | 2026年9月17日 |
| Apollo | Apptronik | 非公開(お問い合わせ) | 2026年9月17日 |
| Digit | Agility Robotics | 非公開(導入サービス窓口経由) | 2026年9月17日 |
ヒューマノイドマートでの取扱価格について
上記8機種はいずれも当サイトで新品・中古・レンタル・リースの取扱い実績があります。メーカー公式の希望価格とは別に、輸入関税・国内輸送・初期設定・保守対応などのコストが加わるため、当サイトでの実際の価格は、必ず各商品ページの料金タブで最新の内容をご確認ください。本記事内の数値と商品ページの表示が食い違う場合は、商品ページの表示を正としてください(商品ページは在庫・為替・構成変更に応じて随時更新されます)。
- Unitree G1・H1:G1の商品ページ/H1の商品ページ
- Figure:Figureの商品ページ
- Tesla Optimus:Optimusの商品ページ
- Boston Dynamics Atlas・Spot:Atlas電動版の商品ページ/Spotの商品ページ
- Apptronik Apollo:Apolloの商品ページ
- Agility Digit:Digitの商品ページ
新品購入のほか、初期費用を抑えたいお客様にはレンタル・リースもご案内しています。それぞれの違いはレンタル完全ガイドとリースとレンタルの違いで解説しています。補助金の活用を検討中の方は2026年の補助金情報もあわせてご確認ください。
まとめ:価格の公開・非公開だけで判断しない
本記事で分かるとおり、2026年9月時点で公式に具体的な価格を確認できるのはUnitree G1のみです。それ以外の機種が「高い」「安い」と単純比較できるわけではなく、量産段階・供給体制・用途によって商流そのものが異なります。
- まず動くヒューマノイドを試したい:Unitree G1(公式価格が明確で、当サイトでも新品・レンタルの実績あり)
- 本格的な産業導入を検討している:H1・Atlas・Apollo・Digitなどは個別見積もりが前提。まずは用途と稼働環境を整理したうえでお問い合わせください
- 価格以外の判断軸も知りたい:自由度・稼働時間・可搬重量・保守体制などの比較観点はヒューマノイドロボットの選び方にまとめています
機種選定から費用シミュレーション、輸入・国内サポートの手配まで、当サイトのスタッフが無料でご相談に応じます。まずは気になる機種の商品ページからお問い合わせください。
出典:Unitree Robotics公式 G1製品ページ / Unitree Robotics公式 H1製品ページ / Figure AI公式サイト / Boston Dynamics公式 Atlas製品ページ / Boston Dynamics公式ブログ「Atlas量産版発表」(2026年1月5日・CES 2026) / Boston Dynamics公式 Spot製品ページ / Apptronik公式サイト / Agility Robotics公式サイト / ExchangeRate-API(為替参考レート)(いずれも2026年9月17日確認。価格・提供状況は変動する場合があります)