Unitree G1(ユニツリー G1)は、中国Unitree Robotics社が開発する小型・低価格のヒューマノイドロボットです。約200万円台からという、ヒューマノイドとしては破格の価格帯で、研究・教育・開発の現場に一気に普及しつつあります。本記事では、G1のスペック・価格(標準版とEDU版の全体像)・用途・日本での入手方法を、2026年時点の情報で整理します。H1との比較はUnitree H1/G1比較もあわせてご覧ください。
Unitree G1とは
G1は身長132cm・重量約35kgと、ヒューマノイドの中では小柄で扱いやすいサイズが特徴です。折りたたむと690mmまでコンパクトになり、持ち運びや設置がしやすい設計です。3D LiDAR・深度カメラ・力制御ハンドを備え、研究開発プラットフォームとして「2次開発(自作プログラムの実装)」ができることが最大の強みです。数千万円級の産業用ヒューマノイドとは異なり、大学・研究機関・企業のR&D部門が「まず1台導入して試す」のに最適な位置づけです。
Unitree G1の詳細スペック
| 項目 | Unitree G1 |
|---|---|
| 身長 | 1,320 mm(折畳時 690 mm) |
| 重量 | 約35 kg(バッテリー込み) |
| 自由度 | 標準23軸 / EDU版は最大43軸 |
| センサー | 3D LiDAR・深度カメラ |
| ハンド | 力制御ハンド(EDUはDex3-1追加可) |
| 稼働時間 | 約2時間(操作タスク中は1〜1.25時間) |
| 膝関節トルク | 標準90 N·m / EDU 120 N·m |
| AI拡張 | EDUはNVIDIA Jetson Orin GPU搭載オプション |
Unitree G1の価格(標準版とEDU版)
G1は用途に応じて複数のグレードがあり、価格差が大きいのが特徴です。おおまかには次の通りです。
- 標準版(Basic):約13,500〜16,000ドル(およそ200万円台)。基本的な動作・研究導入向け。
- EDU版(研究開発向け):約43,900〜73,900ドル(およそ650万〜1,100万円)。自由度拡張・高トルク・GPU搭載など、本格的なR&D向け。
「まず動くヒューマノイドを触ってみたい」なら標準版、「独自の制御・AIを実装して研究する」ならEDU版、という選び方になります。全体で16構成が用意されており、必要な拡張だけを選べます。
※価格はドル建てのため円換算は為替で変動します。構成・付属品により価格は上下します。最新の構成別見積りは個別にご案内します。
Unitree G1の活用シーン
大学・研究機関の研究プラットフォーム
2次開発ができるため、歩行制御・強化学習・マニピュレーション研究の実機として最適です。低価格ゆえに複数台導入して群制御を研究するケースもあります。
企業のR&D・PoC
ヒューマノイド導入を検討する企業が、いきなり数千万円の産業機を買う前に、G1で自社課題を検証する使い方が増えています。安価に「できる/できない」を見極められます。
教育・展示・実演
扱いやすいサイズと価格から、教育・イベント展示・実演デモにも使われます。
導入前に知っておきたい注意点
- 稼働は約2時間:連続運用にはバッテリー運用や予備の設計が必要です。
- 研究開発向けの性格が強い:箱から出してすぐ家事を全自動、という製品ではありません。用途に応じたプログラミング・調整が前提です。
- 可搬重量は小型相応:重量物ハンドリングは産業用機(Atlas・Optimus等)の領域です。
日本でのUnitree G1の入手方法
G1は日本国内でも導入実績があり、弊社ヒューマノイドマートで構成の相談から手配まで対応しています。標準版・EDU版のどちらが目的に合うか、必要な拡張(GPU・ハンド・自由度)は何か、といった選定を含めてご案内します。研究用途・法人導入のいずれもご相談ください。
他のヒューマノイドとの位置づけ
| 機種 | 価格帯の目安 | 主な立ち位置 |
|---|---|---|
| Unitree G1 | 約200万円台〜 | 研究・教育・R&D入門の定番 |
| Unitree H1 | 1,000万円台〜 | より大型・高性能なUnitree上位機 |
| 1X NEO | 約300万円台 | 一般家庭・生活支援 |
| Tesla Optimus / Figure 02 | 2,000万円級 | 工場・倉庫の汎用作業 |
G1は「最も手が届きやすい研究開発向けヒューマノイド」として、ヒューマノイド導入の第一歩に選ばれています。本格的な産業運用や家庭利用は別カテゴリの機種が適しており、目的で選び分けるのがポイントです。
まとめ
- Unitree G1は約200万円台〜の小型・低価格ヒューマノイド。研究・教育・R&Dの定番。
- スペックは132cm・35kg・標準23軸(EDU最大43軸)・3D LiDAR・稼働約2時間。2次開発が可能。
- 標準版とEDU版で価格差が大きく(200万円台 vs 650万〜1,100万円)、全16構成から用途に応じて選べる。
- 日本でも導入実績あり。構成選定から手配まで弊社で対応。
出典:Unitree Robotics 公式(2026年時点の公開情報。価格・構成・仕様は変動する場合があります)