Unitree H1とG1の概要
Unitree Roboticsは中国深圳に本社を置くロボットメーカーで、四足歩行ロボット「Go2」で世界的に知られています。H1はフルサイズ(180cm)の高機動ヒューマノイド、G1は小型(127cm)の低価格ヒューマノイドとして位置づけられています。
スペック詳細比較
| 項目 | Unitree H1 | Unitree G1 |
|---|---|---|
| 身長 | 180 cm | 127 cm |
| 重量 | 47 kg | 35 kg |
| 自由度 | 19+ DOF | 23+ DOF |
| 歩行速度 | 3.3 m/s(11.9 km/h) | 2.0 m/s(7.2 km/h) |
| 可搬重量 | 推定10kg+ | 3 kg |
| 稼働時間 | 約4時間 | 約2時間 |
| 販売価格 | 1,200万円〜 | 500万円〜 |
| 月額レンタル | 40万円〜 | 22万円〜 |
H1の特徴:圧倒的な機動性
H1の最大の特徴は歩行速度3.3m/s(時速11.9km)という圧倒的な機動性です。ヒューマノイドロボットとしては世界最速クラスで、人間のジョギング程度の速度で移動できます。47kgという軽量設計で階段の昇降にも対応します。
G1の特徴:低価格と小型軽量
G1は500万円台から購入できる、現時点で最も手頃なヒューマノイドロボットです。23DOFの自由度はH1(19DOF)を上回っており、サイズの割に器用な動作が可能です。ただし可搬重量は3kgに限られます。
業種別おすすめ
製造業
おすすめ:H1。180cmのフルサイズで既存設備の高さに対応でき、移動速度が速いためライン間の移動も効率的です。
研究・教育
おすすめ:G1(予算重視) / H1(本格研究)。500万円台のG1は研究室への導入が容易です。ROS 2対応のAPIが提供されており、カスタム開発の自由度が高い点も研究用途に適しています。
施設巡回・警備
おすすめ:H1。時速11.9kmの移動速度を持つH1が圧倒的に有利です。カメラとセンサーによる異常検知と組み合わせることで、深夜帯の無人巡回を実現できます。
コスト比較(購入・レンタル・リース)
| 項目 | H1 | G1 |
|---|---|---|
| 販売価格 | 1,200万円〜 | 500万円〜 |
| 月額レンタル | 40万円〜 | 22万円〜 |
| 日額レンタル | 10万円〜 | 5万円〜 |
| リース(48ヶ月) | 月額28万円〜 | 月額12万円〜 |
| 年間保守費 | 60万〜80万円 | 30万〜50万円 |
開発環境とAPI
- SDK:Python / C++ SDKを公式提供
- ROS 2対応:H1・G1ともにROS 2パッケージが用意されている
- シミュレーション:MuJoCoやIsaac Simでの事前シミュレーションが可能
- コミュニティ:GitHub上にオープンソースのサンプルコードが多数公開
まとめ:H1とG1の選び方
- H1を選ぶべきケース:フルサイズの作業能力が必要、高速移動が求められる、製造・物流・警備用途
- G1を選ぶべきケース:予算を抑えたい、研究・教育目的、軽作業・デモ用途、小スペースでの運用